子ねこのぴっちは、他のきょうだいたちとぜんぜん違うことがしたいと思い、他のいろいろな動物たちのところへいきます。
りっぱなおんどりになりたいと、おんどりの真似をしたり、あひるの真似をしておぼれたり・・・
それぞれのページの絵も、とてもいいです。
おんどりの場面では、立派で大きなおんどり父さんが迫力ある絵で表現されています。
そしてその横でいっしょうけんめい真似をしている、かわいらしいピッチ。
うさぎ小屋で夜をすごしていたら、おそろしい動物たちがやってきますが、その場面の絵に小さいお子さんは、きっとドキドキだと思います。
最後は、やっぱりみんなのところがいちばんいいとわかったぴっち。
ぴっちのためにみんなが庭でひらいてくれたパーティの場面は、
両見開きいっぱいに楽しい絵が描かれています。
小さなお子さんは、ぴっちになった気分でわくわくドキドキ、そして最後には、ほっと安心できると思います。
子供が小さい頃によく読んだ絵本ですが、先日小学生の娘2人に久々に
読んできかせました。
自分で読書をする年齢ですが、やはりぴっちが大好きです。
大きくなってもたまには、一緒に絵本を楽しみたいですね。