ハッチンスさんの独特な絵と、このタイトルはかなり有名ですよね。我が家にもかなり前からあって、読んだことのあるつもりになってましたけど・・・読んでみたら初でした(大汗)!
めんどりのロージーがおさんぽをする。
そのあとを、きつねがおいかける。
たったそれだけのシンプルなストーリーで、文もとても短く、あっという間に読めてしまう絵本ですが・・・
大勢の皆さんがおっしゃっていらっしゃるように、これは、ひとつひとつの絵を、じっくり楽しむ絵本です。
ロージーのゴーイングマイウェイぶりは、半端じゃなく、自分が危険な目に遭いそうなのも知らずに、ただひとつの目的のためにずんずん歩くのみ。
人生も、こんな風に堂々と歩けたら、災難の方が避けてくれそうですよね?!そう考えると・・・実はものすごい深い絵本なのかもしれないな〜。(ロングセラーの秘密も、そんなところにあるのかもしれないですね。)
反対に、文章にも登場しないけれど、もうひとりの主役のきつねは、次々にアンラッキーな目に遭い、気の毒なくらい!(苦笑)
黄色を基調にした絵が語る、登場人物のコントラストが楽しい絵本です。
私はけっこう気に入ったのですが、長いお話を好むようになった次女には、物足りなかったようで、すぐに他のを読まされました。(ごく小さい子か、かえって、ある程度大きくなって、哲学するくらいの年代の方が、この絵本のおもしろさがわかるかもしれませんね?!)