息子が幼稚園から借りてきた絵本です。
「音が出る絵本なんだよ!」と息子。
まだ読んでいないのに、いきなり最後のページの音色を
聴き出していてしまい、(ありゃりゃ)と思ったのですが、
これがまたきれいな虫の音で、逆に早く絵本を読みたいという
気持ちにさせられました。
生まれたてのこおろぎぼうやは、挨拶したくても
なかなか音を出すことが出来ません。
”こおろぎぼうやもあいさつしたくて
ちいさなはねをこし・こし・こし
でもあらら おとがでないようたえない”
こおろぎぼうやが挨拶しようとするたびに上記のフレーズが
繰り返し登場してきて、リズミカルに状況が伝わってきます。
でもね、最後の最後にきれいな音色で挨拶が出来るんだよね。
(一番最初に聴いてしまいましたが(笑))
きれいな愛嬌のある独特の絵もすごくいいですね。
どちらかといえば、息子は笑えるストーリーがお気に入りなのですが、
この絵本に関しては特に笑えるシーンはなかったのにも関わらず、
最後までしっかりと絵本に聞き入ってくれました。
きっと魅力ある絵本なんだと思います。
作者のエリック・カールさんの代表作は「はらぺこあおむし」になります。
そういえば、息子に「はらぺこあおむし」の絵本を読み聞かせていないことに気付きました。
この絵本を機に、エリック・カールさんの作品を読破してみようかなと思っています。