子どもながらに感じるイヤなこと、怖いこと、不安なこと・・・そんなことがあると、いつもおじいちゃんは孫の男の子に「だいじょうぶ、だいじょうぶ」と言ってくれます。
たくさんの経験をしてきたおじいちゃんの言葉に男の子はどれだけ安心させられたことでしょう。おじいちゃんの気持ちがちゃんと伝わっていたことが最後のページで分かります。ラストは思わず涙が溢れてしまいました。
読み終わって深く感じたことがふたつあります。ひとつは、おじいちゃんやおばあちゃんがそばにいて、温かい気持ちで接してくれるということがどんなにすばらしいかということ。もうひとつは、子どもが不安になったとき、私自身できるだけ気持ちに余裕を持って「だいじょうぶ」という言葉をかけてあげられるようになりたいということ。
子どもは初めて読んだ2歳のころから、いつも真剣な表情で聞いています。