僕とおじいちゃんは毎日のようにお散歩を楽しんでいました。
家の近くをのんびり歩くだけの散歩でしたが、冒険するような楽しさに溢れていました。
でも一方で、困ったことや怖いこともこの世の中にはあると知ります。
そのたびにおじいちゃんは僕の手を握り、「だいじょうぶ だいじょうぶ。」とおまじないのようにつぶやくのでした。
僕が成長していく過程で、どんな困難に出会っても、なんとかなる。だいじょうぶだいじょうぶと前向きに思うところ、おじいちゃんの想いをしっかり受け継いでいて素敵です。
私も子どもに、「だいじょうぶ だいじょうぶ。」と言ってあげられる母親、人になりたいなぁ。。
そして大きくなった僕が、おじいちゃんのためにしてあげたことは・・・?
ここで必ず泣いてしまいます。
私もおじいちゃんと一緒に暮らしていました。
小学5年生のときに他界しましたが、だぶってしまうんです。
そして、去年倒れた父ともだぶります。
今は病院通いと薬で元気に過ごせていますが、この絵本を読むたび、親孝行をしなければなぁ、と思います。
子どもに読み聞かせながら、自分に言い聞かせている感じです。
大人へのプレゼントにもいいかもしれません。