この本に出会ったのは、13年ほど前のこと。うちより年上の子供をお持ちのお母さんから教えてもらいました。
そのお子さんが中学校に入学した日、初めてのホームルームで担任の先生が読んでくださったとのこと。荒れているという評判の中学校に入学することに子供も親も不安を抱いていたのに、肩の力を抜いて前向きに新生活に向き合っていこうと思えたそうです。本の内容もさることながら、この日にこの本を親子の前で読んでくださった先生にも信頼の気持ちをもてたそうです。
早速読んでみた「だいじょうぶだいじょうぶ」は、私の心にも温かいものをプレゼントしてくれました。何かあるたびに自分自身に「だいじょうぶだいじょうぶ」と声をかけながら、一つ一つ少しでも良い方向に進んでこられたように思います。
読み聞かせを始めて20年ほどになりますが、その時から今ままで私のBEST1は、変わらずこの本です。
中学校で読み聞かせをすると、言葉がすうーっと聞いてくれる子供たちの心に入っていくのを実感しています。
これからも自分自身に、読み聞かせで出会う方たちに、「だいじょうぶだいじょうぶ」を届けていきたいです。