この「森は海の恋人」植樹事業は、室根山のすぐ南にある矢越山を舞台に、現在も継続して行われています。
植樹と海洋環境ないしは漁業に、どのような関係があるのかが、明確に科学的に説明された解りやすい絵本です。
中高学年ならば、理解し読み進められると思います。
漠然と知っているような口調の息子に薦めたところ、具体的なイメージを持ち理解できたようです。
“フルボ酸鉄”の長い旅とその役割の大きさを私も学びました。
植樹の前に、山を汚さない心がけからでも始めたいと思いました。
学術本としてではなく、これからこの地球を渡していくこどもたちへ、身近な大切な問題だという、問題意識を喚起できる絵本だと思います。