転勤族で、自分自身も周りのお友達もお引っ越しがあり、3月はいつも寂しい思いをしています。
転校を控えた娘のお友達を囲んでお別れ会をすることになり、そこで何か読み聞かせをしてほしいとお願いされ、「ともだち」系の絵本をたくさん調べました。
そこで出会った「とん ことり」。
題名だけじゃ、お話の内容がわかりませんでした。
知らない土地に引っ越してきた<かなえ>
そこへ、「とん ことり」 と何かが郵便受けに届く音。
誰だろう・・・。
想像するだけで、どんどん引き込まれていきました。
送り主はすてきな女の子。やっと笑顔になった<かなえ>
読み返してみると、その女の子が<かなえ>を遠くから気にしている様子が随所に描かれています。
試し読みを長女にしたら、「とってもいいよ!お別れ会に読んで!」と言ってくれました。
知らない土地、学校に行くのって大なり小なり不安が必ずあるもの。
でも、必ず見ていて、気にしてくれて、声をかけてくれる人がいる。だから、どうか少しでも勇気がでますように。
そういうメッセージが伝えられる絵本だと確信しました。
もちろん、いつか転勤イコール転校がある我が娘にも、ぜひ心に響いてほしい絵本です。