評判のいい本なので、期待しすぎていたせいか少々がっかりしました。
何でもあせらずのんびりいこうよというメッセージが、関西弁によっていい感じに伝わってくる絵本なのですが、面白さを関西弁に頼りすぎているような気がしてなりませんでした。
不満な点は二つ。
ひとつは、チャレンジしても失敗してしまう理由がかばの体が重いということばかりというところです。同じ着眼点ばかりのオチが続くと、はっきり言って飽きてきて、最初笑っていた子供も最後の方では「またか」という反応でした。
もうちょっと違う理由があっても良かったのかなと思います。
二つめは、そのオチがページを開いたとたんに分かってしまうところです。めくった左のページにオチを持っていったほうが面白いと思うのですがどうでしょう。