「だめだめネコはこまったゾウ」 みんなの声

おともだちのよさを気づかせてくれる本です。
動物達の迫力ある表情もなかなかですが、見開き一面のおひさまに魅せられました。
ねこの涙がポロリの絵もとってもいい。ジーンと心に響きます。

子どもたちの日常的なお友達とのやりとり
の中で、ケンカする事も多々ありますね〜

このお話しのネコちゃんもこまったちゃん！！
みんなでわになって遊んでると
「みんなのかたちがバラバラで、
わがきれいにみないよ！」

キリンさんは首が長いから・・・
ゾウさんは、はなが長いから・・・
ウサギさんは耳がながいから・・・
どんどんダメ押し！！

しまいにはネコちゃん１匹になっちゃって・・・
夜が来て・・・

そうしたらいろんなこと考えちゃって。
ココも子どもたちの日常によく見られますね！
冷静になって考えると、自分にも否はあるな〜
そして、それぞれの持ち味・良いところがあって
いいな〜って。

単純なお話しの中に、みんな違って、でも
認め合おう！
って言うメッセージが込められてるようで
深く考えさせられました。

英訳も書かれてて、ラフなイメージに隠された
メッセージを見つけ出せる、素敵な絵本です。

いろんな動物さんたちが仲良くあそんでいると、ネコさんがきりんにとつぜん
「おまえはくびがながく長すぎる」
といい出します。
次はゾウさんに
「おまえは鼻が長すぎる」
次々と動物たちにここがだめ・あそこがだめといいます。
そしてみんなかなしくなって一匹、一匹いなくなってしまいます。
気が付くとネコはひとりぼっち。
夜月を見ながらみんなのいいところを思い出します。
かなしくなって泣いているネコの後ろには・・・・。
ふとした友達への意地悪な気持ちから、最後には友達の大切さがわかるお話です。
日本語文と英文の両方がかかれています。
ちょっと意地悪な気持ちが出てきている時に一緒に読んで考えてみたい一冊だと思います。