幼稚園で勤めていた頃、絵本をあまり読まない子どもにも大人気の本でした。食べている音が左ページに、食べている様子が右ページにあります。「『ぱくっ もぐもぐ』」「わかった!パン!」という風に、クイズのように絵本を読む子と、答える子がいて、数人で1冊の本を囲んでいることもよくありました。
そんなこんなで、私の持っている本は、もう、ボロボロです。
先日、11ヶ月の娘と、この本を読んでみました。前述のようなことを思い出しながら、娘と読んでいると、改めて、子どもたちがあんなに夢中になっていたのがわかる気がしました。
まず「おいしいおと」の表現が、ほんとにおいしそうに食べている音だと想像されること。
次に、絵の中の食事が、ほんとにおいしそうなこと。
つまり、音で聞いて、目で楽しんで、想像しながら、味を楽しめるということ。
離乳食も進んで、食べることに興味を持ち始めた娘にも、楽しめた様子。もう少し大きくなったら、あの子たちのように、親子でクイズ形式で楽しみたいです。