3歳7ヶ月の息子に読んでやりました。前作からファンになってしまった息子に続きとして読んでやりました。空室の8階に興味をもったかえるさんが入居すべきか否かを悩む回です。
かえるさんが空室の8階に興味はあるものの、食物連鎖では上位の鳥類に上の階と下の階を挟まれ(そんな凶暴な住民ではないんですけどね!)、また8階まであがるのが大変という理由で断わって帰ろうとすると怪我をしてしまいます。そんな時、だんちの住民が怪我の手当をしてくれたり、破損してしまったランプを直してくれたり、お見舞いのプリンを持ってきてくれたり、そばについてくれたりととても暖かい心遣いに触れるのです。そんな暖かい人たちに囲まれているならと思い切って入居してみると・・・。
私も集合住宅に住んでいますが、特別冷めたというわけではありませんがやはりなるべく「干渉」しないようにと近所づきあいの少ない環境です。相手を尊重するという意味では大事なのでしょうが、子どものことなどでもう少し交流があってもいいのにな、と思うことが多々。助け合っているくすのきだんちがちょっとうらやましくなりました。
息子は、かえるくんが怪我するシーンが大好き。ここだけ妙にコミカルなんです。みんな優しい人たちかもしれないよ、と教えてあげられる一冊ですよ。