紹介されている内容は、どれをとっても子どもにとって大切なことだと認識できるのですが、これらは「子どもの権利」だと語られて大人の自分はたじろいでしまいました。
しかもこの絵本は、国連で採択され、日本では1994年に批准された「子どもの権利条約」を基にしているというのです。
子どもに権利があれば、大人にはそれを保証する義務があるのです。
自分は、親のあるべき姿としての努力義務は感じてはいたのですが、いざという時には理想の親ではなかったと認識しました。
この「子どもの権利」をどれだけの大人が理解しているのか、改めて気になりました。
何より子どもの権利は、子どもと大人が理解し合い、お互いに納得と同意があって成立するものでしょう。
大人には、この協調路線を守るようにと、指導されているように感じました。
カバー裏に、子どもの権利条約のうち、第1条から第40条までが紹介されています。
それらをじっくり読みながら、襟を正したいと思います。