読んでいて、クスクスが止まりませんでした。
抱腹絶倒、摩訶不思議、奇妙奇天烈なとでも表現したらいいのでしょうか。
あまりにもありえない、ばかばかしいのですが、笑ってしまいます。
そして、痛快でもあり、爽やかでもあるのです。マクブルームさんが前向きなせいかもしれません。
金原瑞人さん訳、クエンティン・ブレイク絵と題名に引かれて借りてみたのですが、おもしろかったです。
絶対息子も気に入ると思ったのですが、児童書で私の下手な関西弁なせいなのか、息子は途中リタイアして「お母さんだけ読んで」と言ったのです。
一人で読んでみるとおもしろい。すぐに、シド・フライシュマンの他の本まで検索してしまいした。
マクブルームさん(奥さんもかな)天然系です。のっけから、自分の子どもが一人増えているってありえないでしょとそこでまずツッコミを入れました。
80エーカーの畑を10ドルで購入しますが、何となくうさんくさい。大丈夫かな?と思っていたら、契約は1エーカー分だったなんて。
不運と幸運が交互にやってくるジェット・コースター・ムービー的な展開にハラハラドキドキしました。
クエンティン・ブレイクの軽快で飄々とした感じの絵もとてもマッチしていると思います。
こんなおもしろい本、子どもだけに読ませておくのはもったいないです。
ぜひ、大人の方もマクブルームさんの畑でおきる不思議なことを経験してみてください。
その後、息子にも読んでみました。スイカのところでは笑っていたけれど、絵がふんだんに入っているわけではないので、文章を聞いて頭の中に絵が描けるようになったら、きっともって楽しめるだろなと思います。
その時が楽しみです。