ストーリーテリングの勉強会で紹介された本です。
お馴染の「おおかみと七ひきの子やぎ」「おいしいおかゆ」などが収録されています。
子どもに、「おおかみと七ひきの子やぎ」「おいしいおかゆ」を読んでみると「これ、2つともお母さん覚えて」と言いました。
どちらも、幼い子どものでも、イメージがしやすく気に入ったみたいです。
「おどっておどってぼろぼろになったくつ」は、子どもは「よくわからん」、夫は「一番下のお姫様と兵隊が結婚するのかと思った」と、それぞれ感想を言っていました。
あとがきには、語る人のためのアドバイスも添えられています。
「はじめに」に「子どもは、ほかのどのお話よりも、グリムの昔話を聞く」とあるように、アンデルセンよりも、このグリム童話の方が、息子の反応がよかったです。
シリーズには、6冊あり、どれも興味深い内容ですので、少しずつ語りの世界を広めていけたらいいなと思います。
挿絵がほとんどありませんので、ちょっと長い物が読めるようになったお子さんや、先に絵本で読んで、グリム童話について、もっと知りたいと思われるお子さんにお勧めです。もちろん、ストーリーテリングをされる方にもお勧めです。