この中心キャラクターが犬であったり猫であったりしたら、このお話はごく普通になっているでしょう。と言うわけで、ルイーズ・ボドさんがブラジルに住む息子から誕生日に贈られたプレゼントは、ボア・コンストリクターという毒の無いへびでした。クリクターと名づけられたへびくんは、ボドさんに本当の子供のように可愛がられ育ちます。ボドさんは学校の先生なので、クリクターは一緒に学校へ行き、子供たちの間でも人気者になりました。さて、ある日、ボドさんの家にどろぼうが入り、騒動が起こります…。
ペットとして人間の生活を一緒に楽しむクリクターの姿がとても愉快。また、ボドさんのクリクターを育てる姿もユーモラスです。愛嬌のあるクリクターの表情がちょっと漫画チックで、読者にも親しみやすいと思います。おもしろいお話の好きなお子さんにおすすめです。