大事なベットをぬらしたくない。でも自分も船で遊びたい。だから、ちょっと無理を言ってお友達のベットの船にのせてもらう。という一見わがままに見えるそらまめ君。でも、困っているメダカの子をその大事なベットを使い助けてあげるという、とても思いやりのある一面もあるそらまめ君。最初はただ単に絵がカワイイし読みやすそうだし子供もあきないで見入ってくれそうと選んだ本でしたが、単純そうでなかなか深い。子供たちも、このような出来事が身近によくあるなぁなんて、何回も読んであげているうちに思いました。子育てをしていて行動の表面やはしりだけで判断してしまう事が多々ありますが、この本を見てもっともっと子供とゆっくり向き合う大切さをも改めて感じました。この本に限らずですが、絵本は子供と大人、すべての人たちの心を育ててくれますねっ。目をそむけたくなるような耳を疑うな事件が続く昨今、すべての子供たちのピュアな芽をつぶさない事の大事さを改めて感じた一冊でした。うちの子の反応はというと、『ぼくらのベットはステキだよ〜』の所と『エッサ ホイサッ』とベットを運ぶ所のリズム感がある所が大好きで、そこの部分は一緒に声を出しています。そして毎回読み終わると最後のページを見て『これは?これは?』と、まめさんたちの名前を聞いてきて、さらに誰のベットはどれかというのを何回も繰り返しています。絵だけでも充分に楽しんでいます!!小さいうちは絵や音で、そして年齢が増すとともに文章の内容でも楽しめていける本だと思います。