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きょうりゅうのわかっていること・わかっていないこと

きょうりゅうのわかっていること・わかっていないこと(小学館集英社プロダクション)

「わからない」って楽しい!国立科学博物館監修の恐竜絵本!

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あっぱれ!われらのてんぐさま(フレーベル館)

ある日、てんぐさまの自慢の鼻におできができて…?

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やっぱりおおかみ」 みんなの声

やっぱりおおかみ 作・絵:ささき まき
出版社:福音館書店
税込価格:\1,100
発行日:1977年04月
ISBN:9784834005202
評価スコア 4.09
評価ランキング 27,042
みんなの声 総数 69
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69件見つかりました

  • 何度読んでもホロリ

    比較的低年齢向けの絵本にも関わらず「孤独」がテーマという斬新さ。
    マンガのようなコマ割りのページがあったり、おおかみに噴き出しで台詞を言わせたり、しかもその台詞がたった一言「け」だったり…
    あまりの異色さに驚きながらページをめくり、そして最後のページでは必ずほろりと涙が出てしまいます。
    今まで読んだ中で一番心に残る、一番大好きな絵本です。

    孤独な長い旅の末に、街にもマーケットにも公園にも家庭の団欒の中にも墓地にさえも自分の居場所を見つけることができないおおかみ君。
    いっそ他の動物になれたら…なんて考えも浮かびますが、やっぱり彼は生まれついてのおおかみなので他に迎合することは出来ず、孤独に身を置くしかできません。
    折々、吐き捨てるように呟く「け」は人恋しさ、やりきれなさ、嘆きが入り混じった誰にも届くことのない心の叫びなのです。
    大人なら誰しもおおかみの孤独に共鳴してしまうのではないでしょうか。
    誰の心の中にもおおかみがいるからこそ、この絵本は30年以上も多くの人に愛され、読み継がれているのだと思います。

    2歳の息子にはまだこの本の深いテーマはピンとこないようで、楽しそうに「け」というセリフをマネしています。
    でも、このちょっとほろ苦くも温かい、ささきまきさんワールドは息子の心に根付いていて、彼がもう少し大人になって困難と向き合った時にふと思い出してくれるのではないかと思います。

    投稿日:2009/10/01

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  • 佐々木マキさん

    佐々木マキさんの作品だったのでこの絵本を選びました。主人公の友達探しを一緒に同行できて楽しかったです。主人公の言動が潔いのでカッコイイなと思いました。主人公の表情をあえて見せずに隠してあるところも佐々木さんのセンスを感じました。色々な動物が登場するのも楽しく読めました。主人公の登場する他のシリーズも読んでみたくなりました。

    投稿日:2008/12/11

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    1
  • 読み手の数だけの解釈。

    • ちょし★さん
    • 30代
    • ママ
    • 熊本県
    • 男の子10歳、男の子9歳、男の子8歳

    この本は、図書館で読んだだけで借りてきませんでした。
    だから子供と一緒に読んでいません。

    今 幸せで、仲間にも家族にも恵まれている人。
    自分は孤独だと感じている人。
    物事を深く考える人。知らない人とはあまり付き合いたくない人。積極的な人・・。
    読み手の性格や立場や環境によって、解釈が様々になる絵本だと思います。

    個人的には、んー・・いまいちだったんですけど、もしかしてまた違う時期に読んでみたら、感想が変わるかもしれないと感じました。だから、この感覚を多くの人に感じてもらいたいかな、と思い★★★★☆にしました。

    投稿日:2008/06/01

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    1
  • ラストが悲しすぎ

    • てんぐざるさん
    • 40代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 女の子12歳、女の子7歳

    なんか、誰かにいい作品だと、聞いていたんです。
    だから、読む前はすごく楽しみにしていたのに、読み終わったらとても悲しい気分になってしまいました。

    ささきまきさんのイラストはとても魅力的でしたが、この絵本で、作者はオオカミの個性を表現したかったのかな〜。
    ただ、個性を大事にしながら、他の個性ある動物たちと「友達」になることはできなかったのかしら?と思いました。
    それぞれ違う生き物。だからこそ、相手と触れ合ってみよう!って、ラストであってほしかったのは、私だけでしょうか?

    投稿日:2008/03/03

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    1
  • むしろ大人向きの絵本?

    図書館で借りた「ぶたのたね」が子供たちのお気に入り。
    そこで、同じ作者の佐々木マキさんの本を、と借りてきたのが、この絵本です。
    1匹だけ生き残ったオオカミは、仲間を探して歩き回ります。
    うさぎの町、ぶたの町、やぎの町、どこの町も、みんな仲間がいっぱいで、楽しそうにしている。
    だけど、なかなかその仲間には入れないおおかみ君。
    どこまでいっても、自分はおおかみ。他の何者でもないおおかみだってことに気づくんですね。

    なるほど...と思ったけれど、テーマとしては、なかなか難しいかも。
    子供は、おおかみのはく「け」の言葉がお気に入り。
    「あ、また、『け』がある。」
    「あ、ここにも、また『け』って言った。」
    妙なところに反応を示したのですが...おもしろかったのか、つまらなかったのか、いまいち読み取れませんでした。
    もしかして、これは、子供というより大人むけの絵本なのかな?

    投稿日:2007/10/24

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  • ちょっと、どこか怖い印象が・・・。

    • はなしんさん
    • 30代
    • ママ
    • 千葉県
    • 女の子9歳、男の子7歳

    佐々木マキさんの他の絵本が、すごく面白くって、初期の頃の絵本を探して読んだのですが、期待しすぎていたせいもあって、ちょっと当てがはずれてしまいました。
    文字が少なく、絵が大きいので、絵を楽しめる絵本です。
    かわいらしい絵は、いつも変わらず素敵なのですが、オオカミが、最後の最後まで真っ黒だったのが、残念に思いました。
    オオカミが出会う、色々な動物達もかわいかったのですが、ウサギの目が、赤くえぐれて見えて、妙に怖かったです。

    投稿日:2006/11/28

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  • 好き嫌いが分かれる絵本

    「個」で生きることは「孤独」であるというメッセージがあるような気がしましたが、個人主義であることは「自由」を享受することですが、それが必ずしも孤独ではないと思います。
    大人が議論したり、考えるにはとても素晴らしい問題提起をしていると思いますが、子供には少し難しい気がしました。

    息子も「ふーん」で終わってしまいました。

    投稿日:2006/03/03

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  • 「け」って何?

    • ぜんママさん
    • 30代
    • ママ
    • 広島県
    • 男の子8歳、女の子6歳

    一人ぼっちのおおかみが仲間を探してうろついています。
    でも、結局、仲間がいなくって・・・。
    おおかみはおおかみだから、一人で生きて行こうと思ったのかな?気球に乗ってどこかへ行こうとしていたのかな?
    とても 謎めいた絵本です。
    真っ黒いおおかみにも驚きますが、
    「け」にこめられた意味が理解できません。
    子供にどうして?どうして?と聞かれて・・・
    困った一冊です。

    投稿日:2006/02/26

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    1
  • 大人向けの絵本です

    <こどものとも>傑作集。対象年齢は3才〜小学校初級むき。
    なんですが、本当にこの本のよさが分かるのはもっと大きくなってからだと思います。作者のささきまきさんは、「佐々木マキ」の名前で『ガロ』とかに実験的な漫画を掲載してた人なので、そんな人が描いた絵本だけに、内容はとても難しくても子ども向きではないと思います。。これ、本当の対象読者はアウトロー人生を送っている大人です。受験とか就職とか、人生の岐路で何回も読み返した絵本です。これを読むと、自由に生きる勇気がわいてきます。んで、自由に生きるって事は孤独を甘受する事だって、教えてもらったきがします。

    投稿日:2003/03/25

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  • それでも生きていく

    佐々木まきさんということで勝手にナンセンス絵本を想像していたら、全く違っていて、良い意味で驚きました。
    友達が欲しいおおかみは、周りの動物がみんな仲間と一緒にいることが羨ましくて仕方ないんです。
    でも、結局自分と同じような人はいなくて、自分は孤独に生きていく決意をします。
    ハッピーエンドにするならば、最後は自分と同じような人と出会い、おおかみは孤独ではなくなった、となるのかもしれません。
    でも、私は佐々木さんのラストが好きです。
    だって、それでもいきていかなければいけないのですから。
    子供たちにはまだ早いですが、いつか読んであげたい作品です。

    投稿日:2020/11/13

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