「アリババと40人の盗賊」 みんなの声

ごぞんじ、「アリババと40人の盗賊」は、「アラビアンナイト」と、いう本の一篇です。ペルシアやエジプトやアラビアに伝わる民話や昔話をまとめたものらしのですが、エキゾチックな雰囲気は、こころおどらせます。らくだに乗る日を夢見たあの頃、魔法のじゅうたんで、世界をぶっ飛ばせ！

アリババと４０人の盗賊のお話は、「アラビアンナイト」のお話の一つ。
いろんな作家さんが絵本にしていますが、我が家にあるのはこの絵本です。
ペルシャ細密画様式を取り入れた絵は豪華で、上品で、エキゾチック。
どのページも額に入れて飾っておきたいほどです。
誰かに読んでもらえたら、絵をずっと見ながらお話を聞けるのでいいな。

アラビアンナイトの有名なお話ですが、アリババより、賢い

召使のモルジアーナの行いに感心しました。賢くてとても勇気が

あってご主人のアリババの命を救いました。モルジアーナも、ア

ババの息子の嫁さんになって本当の娘になれてよかったと思い

ました。アリババはすぐ、息子に森の洞窟の秘密をあかして、息

子からその子へと語り継がれ、後々までアリババ一家がアラーの

神に守られ、町の人々から愛され、尊敬されたハッピーエンドは

嬉しい限りでした！

　アリババのお話は知っていましたが、あらためて読んでみると、けっこうサスペンスですね。
　アリババより、お手伝いさんのモルジアーナがすごいなと思いました。

　ペルシャの細密画のような絵が、とてもきれいでした。ページをめくるごとに、ちがう模様が楽しめます。衣装や樹木などもこまかく描かれています。

　ストーリーを知っていても、やっぱりおもしろいお話でした

アラビアンナイトの有名なお話です
見事なまでの演出　　お話はスリル満点でした。
マーガレット・アーリーのペルシャ風の絵は見事です！（オーストラリアの女流画家）
イスラム寺院のモザイクの美しさのようでもあり鮮やかな色遣いです。平面的な描き方ですが　壁画を見ているようでした

もちろん　このお話のおもしろさを引き立ているな〜と思いました
アリババの兄はよくばりで、盗賊に殺されされてしまいます。残酷にもずたずたにされたのですが・・・・アリババは賢いお手伝いのモリジアーナの知恵を借りて、　靴屋の職人に縫い合わさせるのです。
えっ！と思いました（よく考えれば怖いです）

この知恵は　お手伝いの　モルジアーナの賢さですが、壺に入った盗賊を煮えた油で殺したり、盗賊の頭（かしら）を剣で殺すという、残酷さ　もちろん身を守るためでしょうが・・・・
お話の世界とはいえ　凄い女性だと思いました

しかし、劇場で見ているような　スリルのあるお話でした
　　
アリババ一家はのちのちまでも、アラーの神に守られ、町の人々から
尊敬されたという。ハッピーエンドな話でした（アリババは富を独り占めにしないで公平な人だったのですね）

アラーの神の道徳心を解いたおはなしですね