つまらなさそうな雪だるまのおはなし。
雪だるまは、白一面の景色が気に入らず、噂に聞いたカラフルな花を探しに行くというのです。
花の咲いているところは温かくて、雪だるまは行くことができない、
というわけで、動物たちからも見放されますが、
雪だるまはめげず、ついには目的を達成するのです。
白一色と花のカラフルさの対比が素敵でした。
ラストはハラハラなのですが、笑顔の雪だるまに安心です。
雪だるまの気持ちが切々と伝わってきました。
全体的に暗いトーンなので、子どもたちもなかなか手に取りにくい作品だと思います。
だからこそ、カラフルな花への憧れという雪だるまの心情を丁寧に紹介してあげてほしいです。