幼児の見るテレビマンガナンバーワンが「あんぱんまん」なら、読む絵本のナンバーワンと言えるのがエリック・カールが書いたこの「はらぺこあおむし」じゃないでしょうか。幼児とそのおかあさんから絶大な支持を持つのがこの絵本です。コラージュを使った鮮やかな色使いと、あおむしが食べたくだものやお菓子などには、幼児が指を一本入れれるだけの穴が開いています。絵を見て触って食べる真似をしては喜んでいます。
私もいい本だと聞いて、三歳になる姪に読んでくれるかなとプレゼントをしたのですが、贈ったその日から「読んで」攻撃にあっています。目があうと「読んで」トイレに行くとついてきて「読んで」という感じです。そして読んでやると、きまって開けるページは、10個のお菓子が書かれているところです。さまざまな食べ物を食べる真似をしては、いっしょに食べて食べてと言います。そして指をつっこんで、ぺこぺこといい。食べすぎたといい笑います。そして最後のはらぺこあおむしが、さなぎから蝶になるシーンで、きれいだね!と言います。
買ってやって喜ぶだろうとは思いましたが、予想以上に喜ぶ姿を見て、こっちまで嬉しくなるようなえほんでした。子供をお持ちのおやごさんは喜ぶからぜひ買ってあげるといいですよ。