扉のタイトルがそのまま絵本の最初の文になっていて、「本文」に当たるページは「ええ、もちろん カンガルーの子どもにもかあさんはいるわ。あなとおなじよ。ライオンの子どもにも、かあさんいるの?」で始まる、構成も面白い絵本です。いろんな動物について同じ質問と答えが繰り返され、最後に「ふーん。それでどうぶつのかあさんって、子どもがすきなの?」という問いかけがあり、「ええ、ええ、もちろん!すごーくすごく子どもがすきなの。どうぶつのかあさんはとっても子どもをかわいがるわ。あなたのかあさんがあなたをかわいがるのとそっくりおんなじよ。」という答えで終わります。エリック・カールさんの描く動物の親子も、表情豊かできれいです。他の人よりも、お母さん自身が読んであげたい本かなあと思います。