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ことりをすきになった山」 みんなの声

ことりをすきになった山 作:アリス・マクレーラ
絵:エリック・カール
訳:ゆあさ ふみえ
出版社:偕成社 偕成社の特集ページがあります!
税込価格:\1,540
発行日:1987年10月
ISBN:9784033273402
評価スコア 4.71
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  • 心がふるえました

    2005年の干支、「とり」にちなんだ本を探していて出会いました。
    この本に出会ってよかった。

    岩だらけで孤独な山が、ことりのジョイに出会い
    かたくなな心は少しずつとけていきます。
    やがて、ジョイのくる春を待ちこがれるように。

    「ここにいておくれ」「来年もきっとまた立ち寄ります」
    岩だらけの山はジョイを求めるあまり、心が張り裂けてしまいます。
    しかし、何代目かのジョイが運んできた一粒の種が、岩山を緑の山へ導いていきました。
    長い長い時の果てに、巣をつくるため、今は豊かな山になった彼のもとへジョイが訪れます。

    オーケストラが奏でる壮大なシンフォニーを聴いているかのように、私の心は悠久の時の流れを漂いました。最後のページ、大樹の上で卵を抱くジョイの姿に、ふるえました。

    エリック・カール氏のコラージュが一番映える作品じゃないかな。

    投稿日:2004/12/31

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  • 文化人類学者が作者というだけあって、その設定は、悠久の時を超えて描かれています。エリック・カールのダイナミックな絵もこのお話にぴったり。荒れ放題の岩山に水が流れ、川となり、芽がいぶき、草や木が生い茂り、どんどん華やかになっていく様は、私たちの心をぐっと捕らえてしまいます。
    その中での岩山と小鳥のジョイとの心のかけひき。
    ジョイを待ち焦がれて想うことによって、一人ぼっちで、誰にも心を開かなかった岩山の心臓が爆発し、動き出し、涙が川となって流れ落ちる。まるで岩山が人間のように感じてきます。
    岩山とともに一喜一憂してしまう自分に気付くのです。

    最後は緑に覆われた山になり、ジョイが山の一番高い木に巣をつくったとき、岩山ばかりでなく、読み手の私たちも感動に似た、なんとも言えない気持ちが生まれます。なんだか果てないラブロマンスというか、かなわぬ恋でありながら、ページをめくるたびに、ジョイが毎年訪れるたびに、岩山のようにジョイに期待をしてしまう私。なんだか不思議なくらい、絵本の中に入り込んでしまいました。
    子ども達には理解するまでに、時間がかかるお話かもしれませんが、この雄大なお話をぜひ、一緒に体験してほしいなぁと想いました。

    投稿日:2003/09/02

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  • 心の交流

    他に心を開かず、草や木も生えない動物も寄り付かない岩山がありました。しかし、その山にジョイという名のことりが姿を見せるようになり、岩山は次第にそのことりに心を開き、ここに住んでくれないかというようになります。しかし、ジョイはずっとここに住むことはできないと答え、毎年姿を見せるように約束します。が、しかし・・・。岩山が次第にミドリ豊かな山になっていくのがよく分かります。絵は「はらぺこあおむし」のエリックカールさんで、印象深い貼り絵で表現しています。岩山とジョイの交流に感動します。

    投稿日:2003/03/07

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  • 一番好きな本

    • ジョイさん
    • 30代
    • ママ
    • その他
    • 男の子12歳、男の子10歳、女の子6歳

    読書にあまり興味がなかった私・・・子供にこの本を読んであげていて、自分が引き込まれていくのを感じました。本から受ける感動って素晴らしいと感じた初めての本でした。
    内容は心を閉ざした岩山に一羽の小鳥が毎年旅の途中、羽を休めるようになります、急な来訪者に驚きながらも、初めて山はいとおしいという感情を抱きます。それでも、旅の途中に立ち寄ることしかできない小鳥に山はずっとここに住んで欲しいと頼みます・・・涙を流す本はたくさんありますが、この本の魅力は私にとって、特別でした。なぜなんだろう?不思議な魅力です。子ども達もラストにはホッとして「はぁ〜」とため息をつき、「良かったね」・・・最後には安心感に包まれて、癒される。寝る前に読んであげるには最適な本だと思います。

    投稿日:2002/12/06

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