原題は、「Only You」
物語は、
あたりが だんだん あかるくなって
そらが バラいろに かがやく あさ・・・
という出だしで始まります。
最初は、ママ編。
あかちゃんとママの朝の出来事が描かれています。
愛情が溢れんばかりの絵が続きます。
次は、パパ編。
外で散歩できるくらいの子供の、歩き回る姿に注ぐ愛情が満ち満ちています。
そして、
あたりが だんだん くらくなって
そらが あおいインクを
こぼしたみたいになる よる・・・
と、夜になります。
寝る前の出来事のママ編で終わるという、実に考えられた構成です。
何と言っても、人物の絵が最高です。
言葉が要らないくらい、子供を愛しく思う気持ちが表情に滲み出ています。
子供の成長は早いものです。
一瞬一瞬を大事にしていきたいと、思わずにいられない気持ちにさせられました。
いつまでも、この気持ちは忘れたくないものです。
読み聞かせの絵本というよりは、大人向けの絵本だと思います。