最初表紙をみたときは大きな字でぬいぐるまのくまのことを書くのかな? 小学一年生の姪っ子には幼すぎるかなと思ったのだけど、中身をみたらちょうど適切年齢にあっていると思いました。
デパートの玩具売り場にいるくまのコールテンくん、夜になって取れてしまったボタンを探しにデパートをうろつきます。こういうの子供なら一度は夢見る光景ですよね。昼間は大人がいて、遊べない(怒られるかな)デパートの中で、ふかふかのベットがあったり家具があったりで誰にも邪魔されずに遊べるのですから夢は膨らみます。夜のデパートがこの話の一つの目玉。
そしてもう一つは、女の子との出会い、玩具屋でもなんでもこの子が絶対に欲しいと思うことありませんか。同じような品物が売られているけれど、多くの玩具やぬいぐるみの中からたったひとつの自分と運命的な出会いをする子っているでしょ。くまのコールテンくんと女の子も運命的な出会いをしたのだと思います。女の子がボタンをつけるところはほっと暖かい気持ちになりました。良い本だと思います。