息子が1歳半の時 書店で見つけて『かわいい話!』と、思って購入しました。
息子はその頃、動物に興味を持ち始め、犬・猫・鳥がお気に入りなのできっとこの本も気に入ると思っていたのですが・・・。
初めのころは、大好きな犬の所だけ興味を持って後は知らん顔・・・何が面白いのか分からない感じでした。
それでも毎日1〜2回読んであげていると、この本を息子に読んであげるには、コツがあることがわかりました。
それは、
「ぴ〜よ♪ぴ〜よ♪」「ちゅ〜う♪ちゅ〜う♪」「ぶ〜う♪ぶ〜う♪」・・・・と、
我が家のひよこはかわいい声で歌いながらお散歩することになったのです。もちろん亀さんととりかえっこしたなきごえも「む〜う♪む〜う♪むっむっむ〜う♪」です。
ほかの動物さんの声色もそれぞれ決めてお話をすると、ひよこがお友達に会うたびに声が変わるのがはっきりとわかるようになりました。
そうして、いろいろななきごえを楽しみながら、猫が登場するのを待って、小さなかわいいひよこが「う〜わん!わん!」と猫を追い払うシーンでは、(まってました!)と笑って喜んでくれます。
そのあと、お散歩が終わってお家に帰ってきても、「はい、おしまい」といわなければ、次のページのひよことタンポポ、裏表紙のひよことテントウムシの絵も、わくわくしながら見ていて(ここのお話は?何てなくの?)と、期待しているのです。
1週間ほどでこの本は息子のお気に入りの仲間入りをして、(読んで!)と、よくこの本を持ってきてくれます。
そして、息子はまだ気がついていませんが、この本の絵にはお話のほかにもたくさんの森の生き物や家族、そして小さな卵から生まれるひよこのアニメーション(?)が描かれていて、いつ息子がそれに気づいてくれるのか楽しみに待っています。
きっと読み手も楽しめる絵本だと思いますよ。