「ノンタンぶらんこのせて」 みんなの声

ぶらんこを独り占めするノンタン。
１０まで数えたら順番を代わると言ったのに、
１、２、３までしか数えられないノンタンに対して、
「みんなで１０までかぞえてあげるよ」と
みんなで１０まで数えるシーンがとても微笑ましいです。
娘は、この本を読むと一緒になって１０まで数えます。
最後の「おまけのおまけのきしゃぽっぽ、
ぽーっとなったらかわりましょ！」まで言わないと気がすみません。
リズム感のある文章、シンプルだけどいろんな表情のある絵で、
小さな子でも楽しめる１冊だと思います。

「ノンタンのたんじょうび」と一緒に
図書館で借りてきた１冊でした。
やはり、こちらも子供の反応が良く、
１度読んだだけで文を暗記して
１人で読む程気に入ったようです。
子供に順番やお友達と仲良く遊ぶ事の
大切さを自然に教えてくれる作品だと
思いました。
「おまけのおまけの・・・。」は
初めて聞いたけど、１０数えて
「ハイ！交代！」で次のお友達に代わる
よりも、何だか優しさがあって良いな〜
と思わされました。
次に借りてくるノンタンシリーズが
楽しみです。

２歳くらいの子供達って「自分自分」なんですよね。
ノンタンの「かわりたくない！！」っていう気持ち、大人でもよくわかります。こどもたちも、よくわかってるんじゃないかなぁ〜？！
ちょっと我慢すれば、またお友達がやった後に貸してもらえるんだよ。そのことがわかるまでの気持ちや葛藤が可愛らしいノンタンのやりとりで現れているような気がしています。

「おまけのおまけのきしゃぽっぽ〜
ぽ〜っとなったらかわりましょっ！！ぽっぽ〜〜♪」
という、この歌もすごく好きです。
いろいろなときに良くこの歌を歌います。
だって、１０数えてこの歌ですもの。２０数えるのと同じくらいになるのかな？！子ども達の気持ちの切り替えにもなって、考えたキヨノさんってすごいなぁって思います。

ノンタンがブランコを独り占めするのに言い訳するところが子供らしくて日常な感じで感情移入しやすかったみたいです。
「ダメダメ、これから○○するんだもん」ってそういう言葉ではまだ言えないのですがわがままなところが一緒。
そして、10まで数えたら交代するっていうところが自然に身についてくれたいいなと思いました。
最初、ノンタンは「1.2.3」までしか数えられなくってそれを言えなくて、みんなに非難されるけれど、告白してみんなで数えてあげるところは微笑ましくて、読んでる方も気持ちが暖かくなります。
数えるのが歌なので歌ってあげると喜びます。
みんなで仲良く遊ぶっていうことが分かってもらえそうです。

決して良い子ではないのんたんが、友達と順番でブランコを楽しむ事を学ぶという一冊。
「のんたん、のんたん、ぶらんこのせて〜」「だめだめ、たちこぎするんだもん！」
のんたんと友達のやり取りがリズミカルに進みます。
思わず口から「のんたん、のんたん、ぶらんこのせて〜」「だめだめ・・・」と自然に出てきちゃう。
最初は「悪い子」なのんたんから、子供達もしらずしらずのうちに色んな事を学べるのでは？

ノンタンがブランコを独り占め。待っているうさぎさんや仲間たちの顔がどんどん怒ってくるので、「じゅんばんできないねー」と、長女も理解しました。
３までしか数えられなかったノンタンですが、お友達みんなが一緒に数えてあげていて、あたたかな気持ちになります。子供社会での大事なルールを優しく教えてくれるものでした。

子どもたち同士で学ぶルールってありますよね。そんなルールをノンタンは、絵本の中で教えてくれます。
順番を守ってみんなで仲良く遊ぶということを、絵本を通じて学んでくれたらいいなぁ。
ノンタンがブランコを独り占めにしている時間を、みんなのイライラの時間を、木の上にいる虫さんが、上手に表していてくれます。この辺の小さなこだわりが、なんといっても私が、ノンタンシリーズを推す理由の一つかもしれません。
娘は、なんといっても１から１０まで数を数える場面が大好き。「おまけのおまけのきしゃぽっぽ」というフレーズも親しみやすくていいですよね。

ノンタンの行動を通して、学ぶところが多いです。
皆で10まで数えるところは、娘も一緒に「いーち、にーぃ」とやって、楽しんでいます。

子供にはみんな心当たりがあるんじゃないかしら。ノンタンのちょっと悪い気持ちも、待っててだんだん怒ってくるくまさんたちの気持ちも、よくよくわかるだろうと思います。そして、数が数えられないことをすぐには言えなかったノンタンの気持ちも、痛いほど、わかってあげられるんだろうと思います。そういう意味では、小さい子に、ルールを教えるために読むより、友だちとの摩擦をいろいろ経験したくらいの子にぴったりなのではないでしょうか。

　この本のノンタン大好きです。ちょっといじわるで、わがままだけど、実は誰にも言えない秘密があった・・・。
　お友達にかわってあげよ、ってことを教えてあげるのにぴったり。「おまけのおまけの・・・」は、園でも読まれているようで、姪っ子が覚えていました。
　ほんと、ノンタンって子供らしくってかわいいな、って思える一冊です。