先月バザーで見つけてから、昼寝前と夜寝る前の毎日2回読まされている大のお気に入り。文字がないので、正真正銘の『絵』本なのですが、うちの子はまだ文字が読めないので、文字があってもなくても受ける印象は同じなんだと思います。漫画のように1ページに何コマも絵が描かれているので、1コマずつ指差して、勝手にお話を作って読んであげています。当然毎回若干違うストーリーになるわけで、色んな部分を端折って読む時もあれば、絵の細部までじっくり見ながら読むこともあります。この本を読み聞かせすることで、私自身も「絵を読む」楽しさというか、ファンタジーが芽生える感覚を覚えました。(安野光雅氏の旅の絵本もそうですね。)シュタイナー教育において、文字を覚えるのはできるだけ遅いほうがいいと言われるのも納得です。もちろんストーリーも秀逸!ラストは少し悲しいけれど、何度も何度も読みたくなる楽しさがあります。