「トゥートとパドル クリスマスは きみといっしょに」 みんなの声

クリスマスも近づいてきた事だし、孫娘にクリスマスを教えてやろうと思い選んだ絵本ですが、決め手は表紙の挿絵でした。
クリスマスツリーを飾る2匹の子豚とキラキラ光るツリーの絵に暖かみがあってとても和まされます。

肝心の孫娘は、文章を読んでしまうと飽きてしまうようで、挿絵を見て楽しむようにしていますが、子豚が雪に埋もれて震えている場面では「どうしたの？大丈夫？」と心配をするなど感情の芽生えを見せてくれました。

きらきら光る飾りがついているのに、シックな表紙の絵にひかれました。

スコットランドの衣装のトゥート、かわいいです。
どのページも温かな色合いの絵で、細かいところまで楽しめます。
飛行機にジングルベルの文字なんて、トゥートのわくわく感が伝わってきますね。
素敵なあの方の助けもあって、トゥートは無事に帰ってこれてよかったです。

大事な日を一緒にすごせる相手がいることのありがたさを感じました。

性格が違い、好みが違い、ゆえに行動が違うふたりだけれど、とっても仲良し。互いのことを本人以上に理解していて、自分との違いをしっかり受け入れている。そして常に相手を思いやっている。

こんなふうに、友情のあるべき姿を実現しているトゥートとパドル。このシリーズはぜひ、友人関係でなやんでいる我が娘に読んでもらいたいなあ。

普段は、違ったことをしていても、遠く離れた旅の空の下でも、大好きで大切な友だちのことはいつも考えているんだね。そして、友だちに会いたいと思ったらどんなことをしてでも会いに行く。そんな気持ちに、サンタクロースが答えてくれて、助けてくれたんだね。

みなさんがおっしゃってるように、本当絵が美しくうっとりしてしまいます。

スコットランドに旅行中のトゥートから、クリスマスには帰るよと、例の（シリーズを読むとわかります。）はがきが、パドルのところへ届きます。
はりきって準備を進めるパドルのところへ、２通目が。しかも今度はメールです。（現代っ子たちは、リアルな感じにわくわくするでしょう！）吹雪で飛行機が遅れてるだって・・・トゥートは無事帰って来れるのでしょうか？？？

前作に出てきた、たんじょうびプレゼントのチューリップ（オウム）がちゃんと一緒に暮らしてるところも、うれしくなります。
（ぜひ、シリーズで読んでみてくださいね。）
それにもうひとり、クリスマスには欠かせない、あの方も登場します♪

　ホリー・ホビーの絵本は絵を見る絵本。トゥートとパドルの表情・動作と透明感あふれる自然描写が大きな魅力で、いつも子どもより私が楽しんでいます。ｅメールでやりとりしているのにはビックリ。このメールアドレス、子どもにわかるかな？　お話が会話中心の口語体で進むので、小さなお子さんには理解しにくいところも幾分あるかもしれません。しかし、わかる読者にはたまらなくかわいらしい作品となります。
　去年のクリスマスカードはこの表紙のカードにしました。今年はどんなカードがいいかな…と、思わず絵の美しさに触発されてしまいます。
　ボストンの冬って、雪深く寒いのね…と東海岸に思いを寄せたりもしました。

トゥートとパドルシリーズはどれも好きです。
なぜなら出てくる動物たちの表情豊かな絵が大好きだから！
そしてそんなシリーズの中でも一番好きなのがこの作品です。
是非大人も読んでください。いえ、むしろ「見て」下さい。
トゥートとパドルが再会した時のあの喜びの表情！
子供から大人まで皆が楽しめる一冊だと思います。