この頃、下の子が食べると「おなか痛い。おなか痛い」っていうんです。それで、つい題名に惹かれちゃいました。
イラストは、影絵のような絵本になっています。
ページを開くと、帽子を探しているママと、風船みたいに大きくなったお腹をしたぼうやの絵。
そして、ぼうやのセリフ「ママ、ママ、おなかがいたいよ」
さあ大変、ママは慌ててお医者さんを呼びます。
ところが、来てくれたお医者さんも、触診だけでは何が原因でお腹が痛いのか、分からない。
それで、病院に連れていって調べることにしました。
すると…、ぼうやのお腹の中から、出てくるわ。出てくるわ。リンゴ3つを始め、皿ごとのケーキ、山盛りのスパゲッティ、つながったまんまのソーセージ。あーぁ、でも、ここまでならまだいいんです。
続く品々は、こんなもの、どうやったら口に入るのよ〜ってものばかり。飼っていたうさぎや鳥や猫、さっきまでママが探していた帽子も、最後に出てきたのは自転車でした。
「せんせい、ありがとう。あぁすっきりした」
すっかり小さなお腹に戻ったぼうやの姿。ところが次のページでまた事件が起こります。「だれか、わしのぼうしをみなかったかね?」
そして、振り返ったぼうやのお腹がなぜが少し膨れているんです!最後まで楽しいオチをちりばめてくれる絵本でした。
すごく楽しいから、ぜひ家族で読んでみて下さい。