こどもたちのあそびば、「あそび島」のお話。
こうた と たい、2人の男の子がけんかをします。
けんかに負けた、たいの気持ちが、短い言葉から、よく伝わってきました。
黙読したときには、それほどでもなかったのですが、声に出して読んでみると、悔しい気持ちが、ぐっと感じられました。
この本は、けんかの気持ちと、けんかの流儀のようなものが書かれていますが、教え説くという雰囲気はありません。
読み終えると、安堵感と、清清しさがあります。
思いっきりけんかができるっていいですね。
小学5年生のクラスでこの本の読み聞かせをさせていただいたのですが、女の子よりも男の子のほうが、お話にグッと入り込んで聞いていたような気がしました。
絵は、勢いと迫力があり、子どもの気持ちを表情豊かに描いているところもいいなぁと思いました。