どんなお話か知らずに、娘と夫と共に読みました。
けいこが森の中でひとりになってしまった最初の部分は
娘が少し怖くなっているようでした(訊きながら目がまんまるく
なっていました)。
そうして次には娘は、にこにこさんになり(かくれんぼうが
大好きなのです。子どもってみんなかくれんぼうが大好きですよね)
最後はきっとかくれんぼうが終わってしまったのがなんだか
つまらなかっただろうなって思います。
だけど、大人である私と夫はちょっとしんみり。
寂しくなってしまいました。
『千と千尋の神隠し』と少しだけおんなじ匂いがしました。
この絵本は「森や里山を切り開いてどんどん団地や宅地が
作られていった時代」の物語なのだろうなあ。
大人だから、けいこのように「もりのかくれんぼうさんと
どこかできっとまたあえる」とはなかなか思えないのです。
森を奪われた、かくれんぼうや、動物達は無事でいるかしら?
どうか無事でいてくれますように。