けいこちゃんという女の子が森でかくれんぼうという男の子に会い、
森の動物達と一緒にかくれんぼうをします。
とにかく秋らしい風景でやわらかいタッチの絵で「ホッ」とさせられます。秋の森の風景の中に動物達が隠れているという「しかけ」がある絵本なのですが、子供は見つけるのが早いことに驚きました。
わたしなんかどういう角度で見ても見つけられないものの
「しか!りす!」と見つけていきます。
遊びながら読める楽しい絵本です。
最初と最後におにいちゃんが出てきて現実的な日常が垣間見れ、団地が乱立した時代に森が減っていく事をさみしく思った作者の気持ちが伝わってきたような気がしました。
とはいえ息子には不思議がのこったようで「かくれんぼう達どこいったんだろう?」と心配そうにしていました。最後の持つ意味はもう少し成長したら感じてくるのかしらと楽しみです。