「マークとピクシー」 みんなの声

デュボアザンのイラストが大好きなので、こちらも読みたいと思いました。
石が大好きで、石垣を作ることも大好きだったアンジェロさん。そのアンジェロさんの作る石垣の間にある隙間が大好きなシマリスのマーク。そして、そのシマリスが大好きなネコのピクシー。
最後の「好き」は「食べたい」ということなのでドキドキしましたが、ラストはなんとも幸せな展開に。
軽やかで温かくて。デュボアザンのイラストは、本当に不思議な魅力があるなぁと思います。

表紙の絵からは想像できない、ドキリとするお話です。
シマリスのマークは、ネコのピクシーに食べられていたかもしれないのですから。
危機一髪のところを、ジョーンズ夫人に助けられたマークと、追いかけっこのために脚をケガしてしまったピクシーは、見つめあい、いたわるところから親しみを覚えていきました。
たくさんのシマリスの中にいるピクシーに微笑ましく感じました。
それにしても石垣を作り続けるアンジェロさんは、直接はお話の脇役だったのですね。
ちょっと不思議に思いました。