息子お気に入りの医学えほんシリーズの1冊です。
人間の体を一つの島(からだアイらんど)に例えて、さまざまな外界からの攻撃から人の体がどうやって身を守っているのかを教えてくれます。
この本では《おなか》、食べ物を消化する仕組みに焦点をあてています。
口から食べ物が入る→あご湾に貨物船が到着して荷下ろしをする
のように例えてあって、とてもわかりやすいです。
荷物にこっそりまぎれこんでいるバクテロリスト(バクテリアかな)が、これから先に待ち構える胃湖(胃)や十二指腸川・小腸川などで反乱を起こすんです!
そのとき、体内ではすごい戦いが!!!
消化酵素のペプシンジャー、胃壁を守るアルカリ娘・・・本当の名前を上手く生かしたキャラたちのネーミングが楽しいです。
緊急事態に外部からの救援が来るのですが(お薬の服用)、これがまた笑っちゃうネーミングなんですよね。
オオタイイさん、キャべ人、ビオフェル民族・・・
息子は自分も飲んだことのある「ビオフェルミン」が登場したことに大喜びしていました。
消化の仕組みやお薬のこと、大人の私も知っているようでいて初めて知ったことも多かったです。
いろんな種類のある胃薬の違った働き。
下痢をしたときになぜ脱水症状になるのか。なるほどーー!
絵本ですが、内容はなかなか高度です。
体の仕組みをある程度理解してから読むと、面白さ倍増だと思います。