「リサ ジャングルへいく」 みんなの声

このタイトルを見た時からピーーーンときてました（笑）
リサったら・・・・。

子供って時々変な事で他の子と張り合って、ありえない嘘をつくんですよね〜！
絶対バレる嘘なのにどんどん広がっていってどうするんだろうって所まで。
どの子も子供の頃に１，２度くらいあるんじゃないかな〜？
（私だけ？？？）

嘘をつくのは確かに悪い事なんだけど、人に害を与えたり不利益を与えるような嘘じゃないのでまだ許せるかな＾＾
嘘を突き通すのに、あこまでしちゃうリサの姿はある意味感心します。

でも、読んだ後は嘘はいけない事だってことを再確認しておきました＾＾；

　今回のリサはとことんいってますが、話を聞いてほしくて実話に装飾しまくったり、ちょっと嘘つくはずが話がどんどん大きくなったりすることはよくあることかも。８歳の息子もそんな感じだし、子どもの頃の自分にも思いたる節が…全く悪気なんかなくてただみんなに楽しく自分の話も聞いてほしいだけなんですけどね。
「実はうそだよ〜ん。」
と言えずに、動物園まで写真を撮りに行くリサは泥沼って感じですが…表にかえって読み直すと、表紙裏や中表紙の面白さも分かってさらに楽しい絵本でした。
　リサとガスパールは娘のお気に入りの本ですが、今回は私も楽しめました。

さすがリサ、というくらい次から次へとジャングルの体験談が出てきます。単なるつくり話と言えないほどリアルです。リサはいろいろな動物やジャングルのことをくわしく知っていてすごいなと思いました。

ジャングルのつくり話には笑えましたが、バスティアンにいたいところをつかれて、動物園に写真を撮りに行ったのにはちょっとびっくりしました。こんなにうそをついてもいいのかな、と思いました。

リサは文句無くかわいい...でもやっぱり嘘はなぁって
思ってしまう。夏休みにどこへも行けなくてとうとう
叔父さんを訪ねにジャングルに行ってきたなんて
クラスメートに言ってしまってさぁどうなる？
でも読んでくれた娘は段々これがリサの作り上げたお話し
と言うのが気にならなくなったみたいです。
木の上のおうちやトロピカルな部屋はとっても魅力。
目覚まし代わりにオウムが起こしてくれたり
掃除機代わりがアリクイってのも面白い。
シンプルにリサのジャングル物語を楽しむか
道徳的にどう？って思われるかそれは子どもと一緒に
考えられるといいかも。

なつやすみがおわって口々に出かけた話をする友達。
リサはつい「私ジャングルに行ってきたんだ」なんて言ってしまいます。
口からでまかせがぺらぺらぺらぺら〜〜よくもこんなに思いつくもんだと
リサのかしこさ（？）に感心したり、どうなっちゃうの？って不安になったり。

けど、友達から鋭い突っ込みが！リサピ〜ンチ！！
さあ、どうするリサ。

嘘はいけない、ことをわかっている少し大きいお子さんと一緒に
リサと一緒に大きな楽しい嘘と、嘘の罪悪感をかみ締めて読んでもらいたいですね。

夏休みにどこへも行けなかったリサが
「ジャングルへ行った」と思わず言っちゃった作り話の数々。
でも・・・・。

人気の「リサとガスパール」シリーズ。
かわいい絵とは反対に、正直微妙な話もあったりしますが
リサが話す嘘の話は動物がたくさん出てきて
子供もきっと楽しめるはず。
それに思わず見栄を張って嘘を付いちゃうリサが
とっても人間的。
よくありそうな生活の一コマが描かれているのが
このシリーズの魅力でもあります。
リサの嘘も最後にばれちゃいそうになるのですが、
お話が終わった後のページに、
クスリとさせられるオチが付いてますよ。

ガスパールがうらやましくてちょっとウソをついちゃったリサ。
話せば話すほど妄想はふくらんでとどまることをしりません。
読みながら大人の方が「ほー、それからどうしたどうした」と楽しんでしまいました。
まだ３歳だった娘は本当にリサがジャングルに行ったんだと思っていて、
最後のオチが理解できなかったようですが、
「リサ、それでいいのか！」と思わず突っ込みたくなる大人には大うけのオチです。

夏休みにどこにも行けなかったリサが、楽しい旅行へ行って来た仲良しのガスパールに対抗心を起こし、思わず口をついた言葉が、「わたしジャングルにいったの。」でした。
これには、まわりのお友達も話しに食いついてきます。そうすると、つい気持ちよくなったのか、どんどん話がエスカレート。なんとも子供らしいたわいもない作り話です。誰に迷惑をかけるでもなし、罪のないウソなのでよしとして、この空想の世界を子供と一緒に楽しみましょう。

挿絵は油絵調でとても素敵でしたが、かわいい子犬（？）の主人公リサが作り話をしているのですが、結局最後までウソを付きとおし、さらにまだまだそれは続きそうです。いったいどこまで続くのでしょうか。