ちょっとマンガ的に過ぎるのでは...と最初敬遠していたノンタンシリーズですが、読んでみるとかわいらしく、子供も大好きなので何冊か買いました。ノンタンが「いい子ちゃん」じゃないところがいいですよね。
扉のページで、寝る前にジュースをごくごく飲んでいるノンタンがちいさくさりげなく描かれていて、「ほら、こーんなにジュース飲んでるよ〜、おしっこ大丈夫かな?」と娘に聞きながらページをめくると、やっぱり...。でも、ノンタンだけじゃなく、お友達もなかよくみんなでそろっておねしょでおめざめです。
みんなでうたいながらかわかしてたら、失敗しちゃった気まずさも、罪悪感もすっかり消えてしまう様子がほんとうにあかるくえががれていて素敵です。しかも、そのあと意地悪な雨雲が出てきて、みんなのおねしょなんて悪いことでさえなくなってしまうほどのインパクト。
いつかは絶対しなくなるおねしょ、親もこんなふうにあかるくうけとめてあげなきゃなって思わされる1冊です。