いわゆるナンセンス絵本というもののようで、大人の私から見ると、初めは 『んんっ、え〜ぇ?』という印象でしたが、当時3歳の息子には大うけでした。
男の子が、ガムをクチャクチャ・・・、プーっと膨らますと、なぜか猫の顔になってしまいました。
かと思えば、男の子がその猫に、スーっと吸い込まれてしまい、パクッと食べられてしまいます。
ありえない・・・と思いながらも、その後が気になる本でした。
夢を壊すのもいやで、せめて猫の絵が描かれたガムはないものかと、息子と二人、近所のスーパーやらコンビニやらで、ねこガムをさがしました。ふうせんガムすら貴重な品になってしまったのか、一種類しかなく、ぶどう味のそれを購入し、膨らませて見せたものです。
我が家のねこガムブームは、それからもひそかに続きましたが、何度も読んでいるうちに、こういう面白さもありだな・・・と納得させられました。