イラストは荒井良二さんです。私が荒井さんのイラストが好きなので、何気に図書館から借りてきたのですが、これが大正解でした。
文章にも、めりはりがあって、読んでる方でも楽しくなること請け合い!
子供達にいたっては、大笑いのしどうしでした。
穏やかな顔したさるの先生とへびの看護婦さん。その顔に騙させてはいけません。
だって、やることはいつもすごく豪快なんですもの!
さるの先生はともかく、このへびの看護婦さんが優れものなんですよ。
時には試験管がわりに、時には注射器に、胃カメラになったり、メジャーになったり、最後にはぞうさん用の特大「こより」にまで…。(本当に働き者のへびの看護婦さん)
私は、正直へびが苦手なので、噛まれる注射をするくらいなら、一晩熱と戦いますし、へびを飲み込まなくてはいけない胃カメラなんて、絶対に受けたくありません。
まぁ、普通なら誰もがそう思いますよね?
それをうま〜く逆手にとって、やってしまうこの作者(穂高さん)の手腕は、すごいです!
とにかく楽しい絵本なので、ついだらだらしてしまう夏の暑い日、子供が落ち込んで帰ってきた日などに、ぜひ、親子で読んでみて下さい。