小学2年生のクラスでの読み聞かせに使わせていただきました。
このお話しでおもしろいのは、さるのせんせいよりもへびのかんごふさんのほうが、治療にめちゃくちゃがんばっているところです。せんせいは指示をするばかりであんまりお仕事していないような。それでも、二人仲良く協力しあっていて、平和を感じます。
患者さんたちは、大小さまざまで、それぞれに合った治療が披露されているのですが、読み手は、どんな治療になるのかっていう期待をその都度ふくらませていきます。そして、その期待を裏切らない、というか、予想以上のおどろきの治療法で治していくところが、子どもたちの笑いのツボをばっちりおさえているんです。
へびのかんごふさんの全身全霊を使った治療に、あっぱれ!と言わざるを得ません。
子どもたちは、読み進めるたびに、おどろきの声をあげてました。どんどんエキサイトさせられるのかなあと思いきや、最後は、へびのかんごふさんのお仕事もおとなしいものにおさまり、終わり。子どもたちの心もクールダウンできてよかったと思います。