作者のプロフィールがすごいと思いました。なんと「調理師専門学校」を卒業されています。美術学校ではないところが、個性派?
そして、2005年からいろいろな賞を取っていらっしゃいます。
この作品に至っては、「絵本屋さん大賞」です!
すごいですね〜。
もし私が作家さんだったら、正直えらい評論家の方に褒めてもらうより、本屋さんたちから「この作品よかったよ」って、言ってもらうほうが嬉しいかも〜。
何せ本屋さんはお客様と直接接しているので、お客様の反応そのものが返ってくる感じがあるじゃないですか。
というわけで、気になって探してきました。マイペースなしまうまたちの日常が面白かったです。
子どもたちは繰り返しを好んでくれるので、何度か同じパターンでしまうまの一日を描いているところも考えてるな〜。と思いました。
二回目の“ぼくらのいちにち”のシーンで、仲間がワニに食べられているシーンが描いてあり、「たべられる」とすごく普通に書いてあるんですよ。
しかも食べられているしまうまの顔は、描いてない。
画面構成も単純に描かれているようでいて、うまいな〜と思いました。
妙に不格好なしまうまたちの体系も、リアルじゃないところが面白かったです。
今度、読み聞かせで使ってみたくなりました。