「いらっしゃい いらっしゃい おいしいものがありますよー」
草から現れた3匹の大きな猫が
ブタヤマさんとキャベツくんを手引きします。
どこへ導かれるのやら・・・
これまでの巨大化とは違いますよ、
今度は大量生産化!
猫やブタをページいっぱい。
たっくさん見ますよー
主役の二人がどのページも小さく描かれているので
その風景はドドーンと圧巻の広がりです。
不思議な猫からのおいしいお誘い・・・
この展開は、
「注文の多い料理店」のようなオチかなぁと
思って読んでいたら、
最後は「おいしいものは ありませーん」ですって!
すがすがしいほど意味がわかりませんね。
食べたい人と食べられたくない人、
ブタヤマさんとキャベツくん。
大量な何かを目にしては、二人して同じく仰天。
変だけど、なんだかんだ言って仲いいんだよね。
最後に一番星の下、
空腹のブタヤマさんにレストラン紹介ではなく、
自宅に招いてごちそうしてくれると言うキャベツくん。
キョリが近づいている・・・
そんな二人にニッコリできて、
ヘンテコな展開でも読後感は爽やかです。