表紙がかわいくて、立ち読みさせていただきました。
オレンジがたくさん、転がるのかなぁ、と思いきや。
このオレンジの木、まるで生きているみたいにみんなになりたてオレンジを配るのですね。
最後、ただいま、と帰ってくるのですから、生きているのでしょう。
ネコが車輪をつけたところから、なんで???といいたくなりますが、「長新太さんのよう」と感想に書かれている方に同感です。
理屈ぬきに不思議なことが起こる、それがとっても楽しい!
ちょうど、息子がふくだとしお「とんでいったりんご」でりんごがどこまでも行くのが好きなので、同じ感覚でオレンジの木をどこまでも追いかけて(特に道をどこまでもいくのを辿るのが好き)いました。
7歳の娘は、絵を描くのがが大好きなので幼稚園の頃「ネズネズのおえかき」を読み、最近は『小さな魔女からの手紙』にもナカバンさんの挿絵があるのに気付きましたが、このオレンジのセンス、これからもナカバンさんの作品に期待したいです。