てるてる王子、なんともユニークなキャラクターです。
顔はほっかむりをしているようなてるてる坊主そのもの、体にはパンツ一丁と長靴、王子と呼ぶには風変わりすぎるいでたち。
えーっ、これで王子!?と疑ってしまいましたが、実は大切なお役目があったんですね。
下界にてるてる坊主が100個あったら、絶対に晴れにしないといけないのがきまりなんて。
お互いの家来の者達も巻き込んで、次第に迫りくる台風殿下との攻防が始まります。
戦いの結末は、読んでみてのお楽しみ。
梅雨で台風もたくさんやってくるこの時期、家で読むにはぴったりの絵本ではないでしょうか。
台風のあとに空がスカッと晴れたら、「ああ、てるてる王子が活躍してくれたのかもしれないね」って親子で話もはずみそうです。
空の上での話ですが、てるてる王子の乗る船や台風殿下の台風など意外とメカらしき乗り物もたくさん出てくるので、乗り物好きの男の子にもオススメできるかも?