何だか変な題名だなぁ〜と手にしました。田んぼの行列って、何???
通常”田んぼ”と言えば想像するのは一面の”田植え済み”の状態ではないでしょうか!?あの一面の目に優しい緑を。
このお話は、一台のトラクターが耕す、土を掘り起こす作業の場面だけなんです。たったこの田植え作業の一場面だけに、雀やカラスらの鳥たちがやってきて織りなす絵本で、ゆっつたりした時間の流れを味わうことが出来ました。タカタカタカと大きな音がするトラクターの後に付いてくる鳥たち。絵本をめくると思わず、鳥たちのように付いていってしまった(気持ちが)私と5歳の息子です。わくわくドキドキと大きな音はしなくても、何だ何だと野次馬になっている気がしました。
お話を読み進めて、あーそうだったのか、だから”田んぼの行列”って題名なんだと納得し、更に是非ともこんな”耕す状態の田んぼ”を見に行きたくなりました。
こんな気持ちになること、予知されていた出版社の方の配慮が付録の冊子に 本の紹介とあり、”田んぼの行列についてもっとしりたいひとのために”と2冊の本が紹介されていたことも加えておきます