新聞の児童書の紹介コーナーで見つけて、購入しました。
表紙の装丁からして、素敵です。
まず、そこで心がつかまり・・・チラッと開いてみて、久しぶりにドキドキしました。
おじいちゃんの働いている図書館に、大好きなきんぎょとはじめて来たジェジェが、不思議な体験をします。
不思議なことが起こったり、空想が広がる図書館の存在・・・
しずかな光と影の描き方が演出となって、自分も子ども時代に戻って空想の中で旅をしたり、お話の主人公になったころのことを思い出したりしました。
赤い表紙と、おはなしの舞台となる古い図書館のセピア色のコントラストがとっても美しく、まさに赤い額縁の中の芸術のようです。さらにきんぎょの赤色に、とっても引き込まれます。
宝物にしたい一冊です。