いもむし電車に乗って、終点まで行く話。
出発は「はたけ」、終点は「はなばたけ」。
途中に池や川、村など、いろいろな風景が見え、それぞれの場所で降りる人があって、それぞれの物語を作りに行くのだろう。電車に乗っている途中に見える風景にも、いろんな人物(動物、その他)があり、それぞれの暮らしがあり、生き方があるのが想像できる。
どこかに旅行に行く時に、長い道中、車窓から見える景色をぼんやり眺めて、あれこれ想像してみる感じが味わえた。
お話の結末が奇想天外・ビックリ仰天。
是非とも実際に本書のページをめくって体験して欲しい。
大人になってから自分の楽しみで絵本を読んでいるが、
こういう楽しくて、予想外の展開が待っている上、読後が爽快な作品は、心も体もすっかりリフレッシュできてうれしい。
まさかあんな結末とは…なかなかすごい事を考えたな、と作者の遊び心に感心。