読み聞かせをしていると、いろいろな意味で泣けてくることがあります。悲しいお話。感動するお話。それから、子ども心を思い出し、切なくなってしまうお話。
この『ともだちや』シリーズは子ども心を思い出してしまうお話なのです。
おおかみがいいやつなのは、このシリーズでは、どの本もなのですが、ここで泣けるのはキツネがオオカミさんに見捨てられたかなぁって不安に思っちゃうところなんです。なんていじらしい。しかも、イケナイとおもいつつ、後をつけちゃう。
オオカミさんは自分だけのものじゃないって分かってるけど、ナイショはいやだなぁっていう気持ち。
子どものころよくお友だちとのあいだにありました。
そのせいで切なくなるんですよね。
この絵本は主人の実家に帰るとき、一学年違いの従兄弟と娘、両方に買いました。