お母さまの形見の宝箱に入っていたものは、おきさきさまが子供の頃に
集めた宝物が、7つ入っていました。末娘のセレニティは、ひとつひと
つを取り出して、じっと眺めるのがあかちゃんの頃から大好きでした。
3人の御姫様の中から、跡継ぎになるのは誰が相応しいか、、相応しい
とわかるような素晴しいことをひとりひとりにやってみせてもらいたい
と、王様が誇りに思えるような素晴しいことを要求されました。
どんなことをするのかとても楽しみでワクワクしました。
おきさきさまがいらした頃の王国が、どんなに美しかったかセレニティ
は思い出し、自分自身の手でシャベルから地面を掘っていったセレニテ
ィに感動しました。王国いっぱいがグリーンに輝き、花咲く国にしたセ
レニティの優しさに感動しました。新しいおとぎ話に最初から最後まで
惹かれました。自分自身で苦労して、林檎の種を蒔いて育てたセレニテ
ィに感動しました。