母子ものが多い中、お父さんが大活躍します。
お月さまをとってなんていわれても、
母親だったら、取れるわけ無いでしょって、相手にしません。
でも、お父さんは違います。
子どものねがいを、なんとしても叶えてやりたいのです。
まして娘に言われたのでは、がんばらない訳にはいきません。
娘のためなら、どんなに高く危険なことでも、がんばります。
でも、お月さまは大きすぎて、持って帰れません。
でも、お父さんはめげません。
お月さまに頼んで、何とか小さくなってもらいます。
その間、お父さんはどこで待っていたのでしょう。
はしごは、揺れたりしなかったのでしょうか。
きっと、娘の喜ぶ顔を思い浮かべて、はしごにつかまっていたのでしょう。
やっと、ちいさくなったお月さまを持って帰ることができます。
お父さんの愛は、月よりも大きいです。